『予算・目標』も確定したし、『予算管理』終了!
残念ながら『予算・目標』を確定しても、『予算管理』活動は終わりではありません。やっと『予算管理』活動のスタート位置についたにすぎません。
『予算・目標と実績を比べて資料を作成するんでしょ』…それも必要ですが、まだまだ不十分です。 前述の通り、『予算管理 』 とは『計画と現実の差を確認し、その差を少なくするための改善を継続的に行うこと』です。
具体的には、予算・目標と実績の差を資料等で明確にし、各部門長から進捗状況および進捗状況がよろしくない原因および対策を報告していただくことです。
報告先は組織代表者で、組織代表者が納得のいく報告でなくてはなりません。この活動をできれば月イチで実施していただくのが理想です。最低でも四半期単位で実施する必要があると思います(年イチや中間・本決算後はもってのほかです)。
報告のもととなる各部門別資料の作成(報告資料ではありません)することが予算管理推進部門の役割となります。もう一つの役割として、各部門へのヒヤリングとなります。資料作成の過程で、進捗状況のよろしくない部門を把握できると思いますので、2~3部門に対してヒヤリングを実施します。ヒヤリングの目的は『予算管理の啓もう活動』で、資料の見方の説明、問題点の指摘、改善方法の提案などがあります。
部門へのヒヤリング後、組織全体の状況説明資料(組織全体の数値報告や部門別の問題点・改善方法の要約)を予算管理推進部門が作成し、月イチ報告に臨みます。月イチ報告での『部門別の問題点・改善方法』は各部門長から組織代表者に報告するようにしてください。
『総括活動』に続く…