『予算管理』は何のために行ってますか?
『予算管理は何のために行っていますか?』と聞かれたら、なんて答えますか?
- 予算を達成するため
- 経営幹部候補・部門長候補の育成のため
- ベストプラクティス(ある結果を得るのに最も効率の良い技法・手法・プロセスなど)を共有するため
- 分析スキルを向上させるため
そのほかにもいろいろな答えが出てきそうですが、正解は『1.予算を達成するため』が唯一無二の目的ではないでしょうか。
では、2~4は誤りなのでしょうか?内容自体、誤りではないのですが、『目的』というよりも『予算管理活動』によってもたらされるメリットではないでしょうか。
『 経営幹部候補・部門長候補の育成 』
到達しなければならない着地点までの経路・手段を組織メンバー自身が考えることが『予算管理』のポイントです。その考えの対象範囲が『個』から『小集団』へ、『小集団』から『組織全体』へ広がることにより、経営幹部候補・部門長候補の育成に役立ちます。
『ベストプラクティスの共有』
予算と実績の差を解消するための行動や方法を部門長が集まる会議体等で報告することにより、『自部門でも真似してみよう』という意識が生まれるのではないでしょうか。
『分析スキルの向上』
予算管理を通じて、『予算をどうしたら達成できる/なぜ達成できない』ということを考えることにより、数値に対する分析力の向上が期待できると思います。
『予算と目標』に続く…